見慣れない蝶 アカボシゴマダラ [自然]
薄曇りですが、いい天気です。予報ではこれから下り坂のようですが、今は穏やか陽気です。
そんなぼんやり外を眺めていると、見慣れない大型の白黒の蝶が庭に来ていました。カメラを片手に慌てて出て撮影したのが、この蝶です。
近づいてみるとストローの口(口吻)が、なんとも鮮やかな黄色。初めて見ました。
ネットで調べてみるとアカボシゴマダラという蝶の春型(白化型)のようです。Wikipediaによると、もともと、奄美大島付近には生息していたようですが、1995年に飛び地の埼玉の秋ヶ瀬公園で突然見つかったそうです。見つかっている蝶は中国大陸産の亜種らしく、要注意外来生物に指定されていて、2010年以降は関東北部まで広がっているようです。どうりで、これまで見た記憶がないはずです。
外来生物がいることは問題とは思いますが、園芸や栽培など自分でも植物も外来種や品種改良のものなどを野外に植えたりしているのは同じ問題を行っていることになります。
外来種であっても生息域がそこで広がるのは、その動植物がそこに適合しているからなので、いつかはそこで増えるという時期の確率の問題かもしれません。そうは言っても、人間の活動によって動植物の世界も急速に近くなったために、いるはずのない生物が拡散し、自然の成り行きよりも遥かに早いペースで環境を変えていることにはかわりません。少なくても、自分の作用によるものは、出来るだけ他へ影響が出ないよう、むやみに拡散しないよう、管理する責任は意識を持って果たせるように気をつけていこうと思います。蝶を見て考えたひと時でした。
ご訪問有り難うございます。
アカボシゴマダラ2年ばかり前に、突然道端で
羽化したてを、撮ったのが最初の出会いです。
それからは、観察できないです。
by ryuyokaonhachioj (2013-05-20 05:14)
こちらこそありがとうございます。子どものころとすんでいる場所が違うとはいえ、見慣れない生き物に出会うことがあるようになりました。複雑な気分ですね。
by sakata (2013-05-24 21:15)